技官としてのオレ

いざ個別指導スタート!

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まずは事務官から、提出書類についての質疑応答が始まった。

 

スタッフ数も多く、確かにかなりやヤリ手の先生や。

 

当然これまで色んな努力や苦労をしてきたやろし、叩き上げの自信やプライドに

満ちてるんやろうな。

 

でもな、個別指導ではそのプライドが一番のネックやねん。

それが自分の首を締めてしまう事になるからな。

 

それは別として、ここの医院は勤務医が多いな。非常勤も結構おる。

と思ったら、事務官からすぐさまツッコミが入った。

「この勤務医の先生、他の医院の管理者されてますけど?」

 

基本的に管理者は、その医院の診療時間内は自院に常駐していないといけない。

にも関わらず、その診療時間内に他院に行ってるのはどういう事や?てな。

 

これは盲点、というよりはほんまに知らん先生が多い。

言われて初めて気づくパターンがほとんどや。

 

じゃあ何て言えばいいんや?

別にパニックにならんでもええ。こういう時は、素直に知りませんでした。」

で良いんや。

 

例えば試験勉強でも、完璧に理解して覚えたと思ってたのが、誤解して記憶してた

って事はあるやろ。それがなければ全員満点やしな。

 

それと一緒や。

だから、個別指導ではあくまで満点回答を目指す。しかし、とちったもんは仕方ない。

気にせずさっさと挽回するだけや。

 

個別指導においては切り替えが遅かったり引き摺ったままやったりしたら、どんどん泥沼にはまってしまうで。

 

その挽回の仕方にもいくつかのパターンはある。

その一つが、今回のような「知りませんでした」「分りませんでした」や。

 

本当にどうしようもない事は、答えようがない。なら、正直に言った方が傷は浅くて済む。

 

ただし、何でもかんでもこれでは通用せんで。

分かってない事が致命傷になる項目もたくさんあるんやさかい。

 

今回のケースでは知らんかったのはほんまの事やし、これ以上どうしようもないから

以後気をつけます、でええやろ。

それしかないわ。

 

にも関わらずこの先生は、管理者とは知らんかった。この先生の自己責任やろ!って。

 

個別指導では、スタッフに責任転嫁する先生が結構おる。そんな事しても何の足しにも

ならんで。企業ならマイナス査定ですわ。

 

だって、先生が管理者やろ?たとえスタッフが悪さしても、まずは管理者責任や。

自分の医院でもこんなんかいな?何でもかんでもスタッフのせいにしてるんちゃうか。

 

とにかく、個別指導では「保険診療のルールを周知する教育目的」という大義名分が

あるけど、技官も事務官も被指導者は知ってて当たり前という前提で掛ってくるで。

 

で、知らんかったら先生は罠にかかった獲物や。不当請求、悪くて不正請求にもって

いかれる。教育が目的ちゃうんかい、と思ってもどうしようもない。

 

ただ、事前の準備を完璧に済ませた上での話やけど、ほんまにどうしようもない時は潔く自分の不手際を

認めれば、そればかりとは限らん。

 

これが、「知りません」「分りません」の使い方や。

 

繰り返すけど、「心証」は個別指導では大事な要素やで。

 

その点では、この先生に関しては香ばしい臭いしかせえへんな。

こってりしぼったるわ。上には良い報告ができそうやで。