指導への心構え

個別指導の落とし穴 内紛編 その2

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内紛のもう一つのパターンが、夫婦や家族で出席するケースだ。

 

よく身内同士(特に親子)で、診療所という限られた狭い空間において

一緒に仕事するのは宜しくない事だ、と特に歯科では都市伝説的に言われている。

 

医院の規模にもよるのだろうが、考えただけで疲れるような気もするな。

仲良くしたらええのに、て簡単な話ではなさそうや。

 

がしかし、そんな各医院の内情は個別指導ではどうでもいい。

 

要は、どれだけお互いの中が険悪であったとしても、肝心の個別指導本番でさえ

チームワークばっちりで乗り切れば良いだけ

 

準備期間は1カ月であるが、指導を受けるのはたった2時間である。

ただ、こんな簡単なことすらクリアできないケースも意外なほど多い。

 

例えばご主人が院長で奥様が副院長のケース。

 

いざ指導がスタートすると、さすが夫婦、連携が上手くこちらとしても円滑な指導ができている。

だが、最初の滑り出しは順調であるにも関わらず、どうしても整合性の取れない箇所がでてきた。

まあ、何て事はないちょっとした不備やけど。

 

すると二人が豹変しだした。

 

「これは、お前の患者やな!」

「いや、この治療は院長でしょ!」

 

壮絶な夫婦喧嘩、いや、仲間の売り合いが始まった。

 

「私はいつも院長の言う通りに治療してるんですよ!」

「こんなええ加減な仕事は指示してないわ!」

「▲\←&%○#$★*□?・・・」

 

事実、指導中に想定外の展開になった挙句、責任転嫁の応酬が繰り広げられることはよくある事だ。

 

前コラムのように院長と勤務医の組み合わせだと、院長が一方的にまくしたてるケースが多いが、

「家族」で揉めた場合は、逆にお互いを罵倒しあうことが多い。

 

あくまでこっちがしたいのは事実確認であって、家族の内輪揉めを見たいわけではないんや。

 

これは実際の指導現場のみに限らず、お手伝いさせて頂く医院でもそうだが、個別指導が

きっかけとなって様々な人間模様が浮かび上がってくる事がよくある。

 

元々上手くいっていない関係がより鮮明に濃くなってしまう場合もあるが、逆に良好な関係を

取り戻す事もある。

人それぞれの家族模様がみれて、(元)技官冥利に尽きると思う事もあるが、

皆必死でやっている事に変わりはないので、そんな事を考えている場合ではない。

 

そして、お父上が院長、ご子息が勤務医という組み合わせも当然みられる。

 

ここに関しては、滅多な事では二人で揉めることはない。

ただし、ご子息がイケイケの性格(例:ゴリゴリの勉強会系)の場合は要注意だ。

 

なぜなら、技官や事務官に必要以上に噛み付いてくるのだ。院長が細心の気を配って

受け答えをしているにも関わらず。

 

自分の父親が責められているのが癇に障るのか、結構な勢いで。

そしてスタディークラブにも所属しているせいか技術的な指摘事項にも、いちいちいちゃもんを

つけてくる。

 

院長の顔をみると、血の気が引いとる。

怒りたくても何も言えない、て顔しとる。

 

まあ、日頃甘やかしとるツケが回ってきたと思って、再指導頑張って下さいね。

 

このように内紛と一言でいっても様々なバリエーションがあるが、共通事項として言えるのは、

個別指導内で揉めたところで一切得はしない、という事だ

考えるまでもなく当たり前の話だが。

 

まあ、事前に台本を書いた上で上手く「内紛」を利用する先生もいてるけどな。

それには優れた「作家」が必要やから、お忘れなく。

 

日頃の人間関係がものを言う話だと思うが、技官にとってそんなもんはどうでもええ。

 

シミュレーションはやりすぎなくらいやっといてや。じゃないと、再指導まっしぐらやで。