貧乏歯医者が金持ち歯医者になったわけ

施設基準の受理

施設基準の受理の遅れ

コロナの社会になってから、役所の仕事内容は多忙を極めていると思います。常時ですら、ギリギリの人数で回している公務員の仕事ですので、特に保健所の多忙さはニュースでも散見される毎日です。こと、地方厚生局におきましては新規指導の遅れ、集団的個別指導からの個別指導への移行が期間限定で行われないなどの特例、個別指導は再指導もしくは通報に限るなど、つまりは役所仕事がうまく回っていないことを意味していると思われます。

新規指導が終わっており、個別指導の再指導にかかっていない歯科医院にとっては、平均点数を気にしなくてもよいともとれる、過去に類を見ないほどの好条件になっているとも考えられます。この機会に、ご自身の算定方法などを見直してみる、良い機会かもしれません。

しかしながら、この役所の多忙な状況は平均点数を気にしなくてもいいと言うような、良いことばかりではありません。平均点数を気にしなくて増点をむちゃくちゃにすれば、保険の算定ルールを逸脱した、歪みのあるレセプトが出来上がってしまいます。そうなれば、保険者からの通報、支払基金、国保連合からの通報、負担金が増えたために患者からの通報、負担金を増やさずつけましをすれば通知書との齟齬により、これまた患者からの通報等のリスクを高めてしまいます。

国が、黙ってこのような平均点数を気にしない増点を許すとは考えられません。どこかで、お得意の梯子外しをしてくるかもしれません。診療点数を下げてきたり、施設基準を厳しくしたり、歯科医院の二極化に加速度をつけてきたり、なにでその代償をとらせてくるかはわかりません。しかし、現時点では地方厚生局はうまく仕事が回っていないことは、客観的に考えましても事実であると思います。我々は、ただ正しいルールに則して算定をし、矛盾のないレセプトを作成することが今できることと考えます。

点数のことは、とりあえず脇においときまして、もうひとつのコロナによる地方厚生局の仕事の遅れによる歯科医院への弊害としましては、施設基準の受理が遅れぎみになっていると感じられることです。施設基準の受理基準としましては、

青本の特掲診療料の施設基準の取り扱いについて

令2.3.5 保医発0305第3号 発出文書によると、届出書の提出があった場合において、要件審査に要する時間は原則として2週間以内を標準とし、遅くとも概ね1ヶ月以内(提出者の補正に要する期間は除く。)とする。

との、記載があります。この、基準が少し遅れがちになっていることが気にかかります。普通の施設基準でしたら算定要件を満たす療養の給付に対する診療報酬が一ヶ月遅れて、若干の売り上げをあげるチャンスロスになるくらいですが、か強診の施設基準でしたらたまったものではありません。

患者のリコール間隔を準備して、算定要件を満たすようにスタッフ教育を万全にして、機材を投資して待ちに待った、か強診のプレミアム算定をいざ、算定しようとしたら受理が遅れてたなんていったらモチベーションはだだ下がりです。受理されていないからと言って、戦略もなく間違った算定をすれば、付けを払うのも自分自身になってしまいます。

今回のコラムでの学び

施設基準の届け出は、可能な限り早く出しましょう。