指導への心構え

本当に怖い情報提供~その2~

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情報提供と一言で言っても、多種多様なもんやで。

 

当然、提供元によってジャンルも変わってくる。

 

 

まずは、前コラムでも触れた事やけど、保険者からの通報や。

これは繰り返しになるけど「臭う」レセプトや。

 

具体的には、著しい傾向診療や過剰診療がみられるレセプトは目に付くな。

あと、公費負担の患者にやりすぎてるレセプトとか。

 

とりあえず鳩が豆鉄砲打つ、じゃないけど怪しいレセプトは報告や。

ちょっとでも引っ掛かれば御の字ってとこやな。

何か、中学生時代こんな感じでよくチクる女子がおったの思い出したわ。

 

さらに難儀なのが、患者からの通報や。

 

定期的に「医療費通知」が送付されるけど、普通はみんなパッと見する程度やと思う。

でも、受診時に受け取った領収書とマメに照らし合わせる患者がおるんや。

 

もちろん、そこに著しい数字の乖離があれば話は分からんでもない。

しかし普通そんなん気付かんやろ、て小さな誤差に反応する患者もおる。

 

これは意図的に何かした、ではなく月末のレセチェックなどの際、

エラーによる点数の「変化」でも起こることであって、こんな事は

どんな先生にも起こる事だろう。

 

厚生局も、この程度の話をいちいち勘案している暇はない。もっと、有益な情報はないか、

そこを吟味しとるんや。

 

医療費通知と領収書についての通報の他にも、枚挙にいとまがない程の情報提供はある。

 

例えば、診療に対する愚痴のようなもんや。

そんな事は、そこの医院と勝手にやってくれ、というような事も山のようにある。

 

もちろんこんな事は箸にも棒にもかからない事ではあるが、あまりに

同じ医院の名前が出てくると、やはり頭のどこかに引っかかりとして残る。

 

そんな時に別の事案で有力な通報があれば、当然そこは鮮明に表れるだろう。

で、二重請求や架空請求の疑いのある通報もあるで。

これは、死に直結する情報やから、日頃から気を付けといてな。

 

 

ただやっぱり一番パンチ効いてるのは、スタッフからの通報やな。

 

余程腹に据えかねたのか、色んな情報が提供される。

 

内部事情に詳しいだけに通報内容が具体的で、情報の信憑性も格段に上がる。

そういうのは当然、有益な情報として選定候補としては上位に上がってくるな。

 

聞いてもないのに実名で情報提供する現役・元スタッフもおる。

ほとんど匿名にも関わらず、実名で告白するのは相当な覚悟を持っているという事や。

 

もし、先生が全く気付かず不当・不正請求してしまっているとしたら、

まさに寝耳に水の状態で個別指導にお呼ばれする事となる。

 

院長がどれだけスタッフの事を考えている、と思っていても、

スタッフが恨みを募らせていれば、簡単に売られるで。

 

日頃からのスタッフとの関係性も、改めてご一考した方がええかもしれんな。