指導への心構え

様々な先生との個別指導

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実際に指導してみると、様々な先生と相まみえることになる。

そらぁこんなに歯医者がおるんや、当たり前か。思った以上に変わった先生も多いしな。

 

まあお互いに当たり外れはあるなけど、「袖触り合うも多生の縁」って事で

仲良くしようやないか。

 

しかしどんな先生にも共通して言えるのは、皆れっきとした知識階級ってことやな。

街を歩いて色んな人を見ると余計にそう思うわ。

歯科医師にしてくれた親に改めて感謝やで。

 

そんなこんなで、ある意味ホンマにいろんな先生に出会えたから、

話せる範囲で指導内容含めて紹介していくわ。

 

 

まず一人目は、超がつく程プライドの高い先生や。

聞けば、歯科界では有名な勉強会のトップクラスに鎮座し、いくつかのセミナーでも人気講師を務めているらしい。

なるほど確かに、年齢からくる以上の貫禄を醸し出しとる。

しかし身体を鍛えている雰囲気は一つもない。単に威張ってるだけや。

こういう見栄っ張りの先生、歯医者には多いもんな。

 

全体的な雰囲気を含めて、完全にこっちを舐め腐っとる態度や。

何や先生、勉強会でちやほやされるとそない偉なるんかいな?

 

その人間性と、勘違いが鼻に付くで。

 

あ、それはこっちも一緒か。

技官ってだけで畏敬の念を抱かれる。いや、単に逆らったら何されるか分からんから、腫れ物に触るような扱いされてるだけや。

とんだ勘違いやで。いや、裸の王様やな。

我ながら滑稽なもんや。

でもまあ品性だけは失わんようにしてたんやけど。

 

だから今こうして先生方のお手伝いをさせて貰えてると思うんや。

そんな事を思いながら、今回の指導が始まった。

 

 

まずは例によって自己紹介からや。

 

こっちはもちろんいつも通りやから、事務官から機械的に済ませる。

続きましては先生からの自己紹介や。

○○の顧問やら△△のインストラクターやら。

あのな、ここではそんな肩書き何の意味もないんや。

自己顕示欲の塊やないかい。

自信満々に鼻の穴ふくらしてるドヤ顔が、またまた鼻に付くで。

まあこれからたっぷりしごいたるさかいな。

 

 

前コラムでも述べたが、個別指導に臨むに当たっては「心証」は大きな要素であると思われる。

 

もちろん前提として、指導は「保険診療のルールを周知する教育的目的」として行われる。

 

従って先生の「態度」によってその目的が変わるという事はあり得ないはずだが、あくまで技官も人間である。

人間ならば誰でも、眼前で不遜な態度を取られれば気持ちいいものではないだろう。

やはり「心証」というものは大事である。

これを良くするに越したことはない。

もちろん媚を売るわけではない。あくまで「大人しく」しておけば大丈夫である。

 

これには色々な意味が含まれている。指導中の技官とのやり取りの中で、明らかな挑発と受け取れる発言が多々あるからだ。

何があっても冷静に対応するという意味での「大人しく」である。

 

2時間耐えれば良いだけだ。

 

これからの長い人生を考えたら「たった」の2時間やで。

 

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