非モテ院長のゴミ経営記 勤務医時代(その8)
だいぶ待たせたな
この時期なら相当鈍感なお前らでも大体わかると思うが
東京五輪、出場してたわ。
ヒデの無茶ぶりの話は後日するとして
今日は、院内の話をすることにしよう。
診療外ではナンパにいそしみつつ
院内では代替わりをして俺が分院長になった。
それまでは前分院長の山田のもとで、勤務医としてやっていたが
個々のスタッフとは深いコミュニケーション(自身の理念や診療や医院運営に対する考え方)は取っていなかった。
代替わり前夜に理事長が取ったホテルの会議室で理事長に言われたので所信表明を行ったのだが、
Bを筆頭にというかほぼBだけだったがえらい反発、反抗的態度をされた。
スタッフというのは変化を嫌うのが常で、特に反抗的スタッフはそれが著しい。
ここでスタッフに関しておさらいしておこう。
エピソードⅡで紹介した通り
当時、分院のスタッフは「性格がよく正義感のある受付A」、
「反抗的な衛生士B」、
「気の優しい衛生士C」
の三人がいた。
Bは自身の歯科衛生士というライセンスに対してかなり執着があり、それを越境した助手の使い方にものすごく反発していた。
俺はそこについては何も触れていないにもかかわらずだ。
とにかく理屈ではなく、現状が変化することに対して漠然とアレルギー反応を示すので
スタッフを取り巻く環境に変化をもたらすときは、全体発表する前に十分な根回しが必要なのだ。
それを俺はこの経験で学んだ。
そしてここから男女の性質について学んでいくようになった。
それはナンパでも役立ち、またナンパでの経験もこの学びに大いに寄与するところとなった。
今回、その中で男女の脳の仕組みについて初めに知ることとなった。
それを今回は話そう。
脳は3つの脳があり、爬虫類脳(脳幹、小脳)、哺乳類脳(大脳辺縁系)、人間脳(大脳新皮質)
がある。
1つ目の爬虫類脳は、生存に対する本能的欲求をつかさどるところだ。
具体的に言うと3大欲求、そして怒りや新しいことへの不安、恐怖などだ。
2つ目の哺乳類脳は、喜びや愛情、仲間意識、仲間外れにされたくない、仲間でいたい、共同で行動したい、という感情をつかさどるところだ。
そして、3つ目。人間が人間たるゆえんである人間脳は自らを律し、理論的に論理的に考え、未来に向けて考えることができる唯一の脳だ。
いわゆる男性脳はこの人間脳が優位で、女性脳は爬虫類脳と哺乳類脳(あわせて動物脳ともいう)が優位なのだ。
俺はいかなるシーンでも女性と接するときは常にこの前提条件のもと発言し行動するようにしている。
スタッフは哺乳類脳ゆえに声の大きいネガティブ発言には表向き同調することはあっても絶対に反発することはなく、
それをいいことに院内世論を形成し、ネガポジ比率が「勤務医時代その3」で伝えた比率以下の医院では
ネガティブスタッフの意見がスタッフの総意というところに持っていかれるのだ。
しかし、比率は悪くとも、あきらめることはない。
分院長就任早々、おおいにつまづいたわけだが、それがきっかけで、ナンパもスタッフマネジメントについても
全力で学び、実践していくことになったので、ケガの功名だった。
それからというもの、俺は何か新しい取り組みや、機材の導入をするときは
まずAとCに個別でその意義やそれによってのスタッフへのメリット、デメリット含め、
どういう変化が予想されるのか伝え、賛同、少なくとも同意を得ておく。
たいてい、スタッフは個別に切り離し、1対1で話すと反抗できない。
いや、正しく言うならば無駄な反抗、無意味な反抗はできないのだ。
また1対1ならば哺乳類脳の性質が発動するのは目の前にいる俺一人だ。
そして、人間の脳には一貫性の原理というのがあり、
やると決めたことや、人に伝えたことに一貫してその行動や態度を貫こうとする心理があり、
さらに、哺乳類脳優位の女子スタッフは発言を覆すことにより、
こちらから不信感をもたれたり、嫌われたり
することを避けるので、以来この方法で院内の取り組みをしていくことにした。
一応Bにも伝えてはいたが、必ず上記の手順をたどったうえでBに伝えるのは毎回、最後にしておいた。
しかし、Bは1対1にしてもなかなかひるまず反抗してきたのでけっこう悩んだが、
新しい取り組みや機材の導入以外の何もない時でもAとCには自分の考えを伝えていっていたのと、
AとCはベースが素直で「性格がよく正義感のある受付A」、「気の優しい衛生士C」だったので、
少なくともAとCとの信頼関係は構築していくことができた。
では最後に超有料級の情報をまとめる。
1⃣脳は3つの脳があり、爬虫類脳(脳幹、小脳)、哺乳類脳(大脳辺縁系)、人間脳(大脳新皮質)
がある。
1つ目の爬虫類脳は、生存に対する本能的欲求をつかさどるところだ。具体的に言うと3大欲求、そして怒りや新しいことへの不安、恐怖などだ。
2つ目の哺乳類脳は、喜びや愛情、仲間意識、仲間外れにされたくない、仲間でいたい、共同で行動したい、という感情をつかさどるところだ。
そして、3つ目。人間が人間たるゆえんである人間脳は自らを律し、理論的に論理的に考え、未来に向けて考えることができる唯一の脳だ。
いわゆる男性脳はこの人間脳が優位で、女性脳は爬虫類脳と哺乳類脳(あわせて動物脳ともいう)が優位
これがすべての異性間コミュニケーションの前提条件の1つ(まだまだある)
2⃣何か新しい取り組みや、自分の理念を伝える時は
ポジティブスタッフから順番に
個別でその意義やそれによってのスタッフへのメリット、デメリット含め、どういう変化が予想されるのか伝え、賛同、少なくとも同意を得ておく。
必ずネガティブスタッフは最後。ネガ以外のスタッフに伝えるのはスピード感をもって間髪入れずに一気に伝え終えておくこと。
間が開くと、最初のほうに伝えたスタッフから伝え聞いたネガが声を大にして一気に院内世論をネガに形成する。
出来ればネガ含め全員が院長から聞くのが初めてという状態が望ましい。
(ポジ同士が話し合うのはOK、むしろ院内スタッフ総意の形成にプラスなのでよい)
3⃣人間の脳には一貫性の原理というのがあり、やると決めたことや、人に伝えたことに一貫して
その行動や態度を貫こうとする心理があるので、必ず本人の発言や意思表示を伴った(ここめちゃくちゃ大事)同意を得る。
さらに、哺乳類脳優位の女子スタッフは発言を覆すことにより、こちらから不信感をもたれたり、嫌われたりすることを避ける。
今日は以上だ。
お前らの心が心から解放されることを心から願って
再び東京オリンピック出てくるわ。