貧乏歯医者が金持ち歯医者になったわけ

中医協の動向(か強診)その6

令和3年12月1日の中医協会議資料より、診療料・加算等の算定状況(令和 3 年 6 月)におきまして、診療料・加算等の算定状況は以下のとおりでありました。かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所について、歯科訪問診療の算定回数をみると「歯科訪問診療1」の「20 分以上」が平均 10.4 回、「20 分未満」が平均 0.6 回、「歯科訪問診療2」の「20 分以上」が平均 16.7 回、「20 分未満」が平均 5.2 回、「歯科訪問診療3」の「20 分以上」が平均 5.1 回、「20 分未満」が平均 11.7 回でありました。その他の歯科診療所について、歯科訪問診療の算定回数をみると「歯科訪問診療1」の「20 分以上」が平均 2.1 回、「20 分未満」が平均 0.4 回、「歯科訪問診療2」の「20 分以上」が平均 3.9 回、「20 分未満」が平均 2.4 回、「歯科訪問診療3」の「20 分以上」が平均 0.1 回、「20 分未満」が平均 2.5 回でありました。

歯科訪問診療料1,2においては20分以上、歯科訪問診療料3においては20分未満と一施設で10人を越える患者を診察する場合には、一気に診察していると思われます。20分未満は1分から19分までです。訪衛指もしくは、衛生士による居宅療養管理指導もしくは、介護予防居宅療養管理指導は20分以上かと考えます。

かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所について、「歯科口腔リハビリテーション料1」は平均 55.1 回、「う蝕歯即時充填形成」は平均 106.4 回、「歯周基本検査(20 歯以上に限る)」は平均 97.0 回でありました。その他の歯科診療所について、「歯科口腔リハビリテーション料1」は平均 16.7 回、「う蝕歯即時充填形成」は平均 64.0回、「歯周基本検査(20 歯以上に限る)」は平均 59.2 回でありました。

多くは、う触治療もしくは歯周病治療で、義歯調整はその半分程度であります。う触治療は今後、加算がついたりして訪問での難しい治療にたいしての評価を期待したいものです。歯周基本検査が項目に出ていることは、再SRP ループのケースが多いのかと考えます。SPT 2等にしておくことも考慮の対象です。

多職種連携に関する取組等におきまして、 医科医療機関・歯科医療機関との患者紹介や情報提供・共有等の状況(令和 3 年 6 月)にて、医科医療機関・歯科医療機関との患者紹介や情報提供・共有等の状況について、「あり」と回答した取組についてみると、かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所では「外科的処置等の専門的な治療を歯科医療機関へ依頼」が 64.0%で最も多く、次いで「医科医療機関への文書による診療情報提供(診療情報提供料、診療情報連携共有料を算定したもの)」が 53.5%でありました。その他の歯科診療所では「外科的処置等の専門的な治療を歯科医療機関へ依頼」が39.5%で最も多く、次いで「歯科医療機関への文書による診療情報提供(診療情報提供料を算定したもの)」が 35.8%でありました。

か強診、それ以外の歯科医院でも一番多いのは外科関連の情1、次いで情共となっています。か強診は実績として情1、情共の算定実績が必要なことからか強診以外の歯科医院と比較して多く算定されていると考えます。せっかく情共を算定するならば、適応に応じてその後、総医や在歯総医の算定もよいと思います。

介護保険施設等との連携状況(令和 3 年 6 月)におきまして、介護保険施設等との連携状況について、「あり」の回答についてみると、かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所では、「協力歯科医療機関となっている介護保険施設等」が 29.8%で最も多く、次いで「地域包括支援センターとの患者情報共有」が18.4%でありました。その他の歯科診療所でも「協力歯科医療機関となっている介護保険施設等」が7.9%で最も多く、次いで「地域包括支援センターとの患者情報共有」が 3.7%でありました。

地域包括支援センターとの患者情報共有がまだまだ少ないです。もっと、地域ケア会議に参加して高齢の患者を歯科医学的観点のみならず、高齢者の心身の変化をもっと知るとよいと思います。地域ケア会議では医学的なことはもちろんのこと、高齢の患者の気持ちはどうなのかに、もっとも焦点が当てられます。レクリエーションを地域でできないか?独居老人にもっと社会参加をして生き生きしてもらうには?等です。地域ケア会議には参加する価値はあります。

地域における在宅医療・介護を推進するために取り組んでいる内容におきまして、地域における在宅医療・介護を推進するために取り組んでいる内容をみると、かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所では「個別の患者に関する他の医療機関との情報共有」が 56.1%で最も多く、次いで「個別の患者に関するケアマネジャー等の介護関係者との情報共有」が 53.3%でありました。その他の歯科診療所では、「特に行っている取組はない」が 44.1%で最も多く、次いで「お薬手帳を用いた患者情報の共有」が 25.4%でありました。

これは、か強診と、それ以外の歯科医院で違いが出ました。か強診は積極的に他の関係者と連携をとっているということです。病院やケアマネと連携を取り、質の高い医療提供のために動いていることがわかります。それが、か強診です。

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