貧乏歯医者が金持ち歯医者になったわけ

質問箱からの回答セレクト集4選 2

今回も、岡野純太の質問箱より
興味深い質問を抜粋して、少しだけ掘り下げて説明した方が分かりやすいものを選んでみました。

P重防は永久歯が生えて基本検査が算定可能になってからになりますので、6歳くらいからになります。
永久歯が下顎1番が1本生えた場合に、
基本検査1歯以上-10歯未満の50点を算定して、
P重防に移行することができます。

P混検が80点ですので、
下顎1番が1本生えた混合歯列期では、P混検でも
算定可能です。

P混検の場合には、スケーリングでの算定になります。
2回目以降のスケーリングでは50/100になります。

小児から成人になり、P病名になった場合には
その後は何歳まででもOKです。

CeでもF局でも算定要件を満たせば、併算定OKです
算定要件としては、

F局→3ヶ月に1回算定OK
・う触多発傾向者 0才-15歳まで
・在宅 年齢不問
・外来 65歳以上

エナメル質初期う触管理加算(か強診)→月一算定OK
・年齢不問

F洗→同初診内で1回のみ
・13歳未満

となります。

歯科用金属アレルギーによるCAD/CAM冠は、すべての歯種において補管の算定しません。

歯科用金属アレルギー患者として適応するには、
・医師との連携
・診療情報提供料の様式での情報提供をうける
が必要になります。

そうすれば、すべての歯がCAD /CAM冠の対象になります。

基本的なことですが、
歯科用金属アレルギー患者以外では、
6番をCAD /CAM 冠で補綴するには、
・すべての7番が残っている
・そして、左右の咬合支持がある
・過度な咬合圧が加わらない
という条件が必要です。

また、材料タイプは
アレルギーでも、それ以外でも同じで、
・前歯部→Ⅳ
・小臼歯部→ⅠかⅡ
・大臼歯部→Ⅲ
になります。

接着ブリッジとは,いわゆる従来型ブリッジと同様に
支台装置,ポンティック,連結部より構成されるが,
支台歯のうち少なくとも1歯の切削をエナメル質にとどめます。

その支台歯を接着ブリッジ支台歯といいます。

質問内容が、定義に則っていえば
接着ブリッジ支台歯一本でもいいですが、
接着ブリッジ支台歯と支台歯がごっちゃになっているようでしたら、
知識の整理をしていただくとよいです。

適応は、
・1歯欠損症例
・接着ブリッジ支台歯を生活歯に求める
ということになります。

特養、老健等の入所施設と、
病院においては、医療保険のみでの対応になります。

サ高住等の居住系施設と、
居宅は医療保険もしくは介護保険での対応になります。

介護保険の有無によって、居宅療養か歯在管、訪問口腔リハで管理するかが分かれます。

算定の指針としましては、
まずは、歯援診を持っているかどうか?

その加算を算定したいかどうか?

月に歯科医師が何回訪問するのか?

1回なら、歯在管
2回なら、居宅療養
4回なら、訪問口腔リハ

のように、医院の基準を作っておくのもよいかと思います。

ちなみに、歯科訪問診療料は介護保険を使っても、
医療保険として請求することになります。

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