2.監査実施通知
監査対象となる保険医療機関等を決定した時は、地方厚生(支)局はあらかじめ次に掲げる事項を文書により、当該保険医療機関等に通知する。
なお当該通知には、当該監査を地方厚生(支)局及び都道府県又は厚生労働省並びに地方厚生(支)局及び都道府県が共同で行う事を明記するものとする。
(1)監査の根拠規定
(2)監査の日時(土曜日及び休日を除く。)及び場所
(3)出席者
(4)準備すべき書類
このうち(2)に関しては、何で平日【限定】やねん、と。自分達の勤務時間内に済ませようとするところが、公務員らしくてエエやないか。いや、なんでそっちの都合が最優先されんねん。
こっちは、患者様の健口を守るために仕事してるんや。全身疾患にも通じるんや。
休診にする。それすなわち、手を止めて患者様の治療を先延ばしにしろって事か?
個別指導にしても、ちょっとぐらいこっちの都合を鑑みてくれてもエエやないか。
て、くだ巻いてもしょうがないんやけどな。
おまけに、監査はとにかく時間がかかる。少なくとも半日ないし、通常だと1日は覚悟せなアカンで。
おまけに、それが数日開催されるんや。
個別指導の2時間が一瞬に感じるやろ?もちろん質疑応答も度々される事から、どれだけメンタルが強い先生でも心神耗弱状態になってしまう。
そして場所に関しては、指定場所に出向くか行政側が来院する形となる。自院にて執り行われる場合は、厚生労働省の職員が複数名で先生の医院にカチコミをかけてくるんや。
ドラマで医療機関がガサ入れされている場面を見る事があるが、まさしくあんな感じや。
そういえば、こんな話がある。
数年前、東京の某ラーメン店で【合法マリファナラーメン】という、ギリギリセーフなのかどうなのかよく分からん名前のラーメンが話題に上った事があった。大麻から違法となる成分を抜きとった、まさしく合法のラーメンらしい。麻の実という事で、違法には当たらないようだ。お客様からも、大人気やったらしいで。
知らんけど。
しかし、いつも通り平穏な日常を送っていたある日、店主の元に厚労省では無いが、都の職員が同じく複数名でカチコミをかけてきたらしい。
ラーメン屋だけに、事前通知があったのかどうかは知らんけど。
そしてカウンター越しに店主を取り囲み、クンロクをかまされた。
「紛らわしい名前にすな、どーにかせんかい!」てな。そして圧に屈した店主は、止むを得ず名称変更を余儀なくされた。
・・・名付けて、【合法ヘンプラーメン】だ。
いや、全く同じやないか。なぜなら、【ヘンプ=大麻=マリファナ(大麻から生成される薬物の呼び名)】だからだ。これが認可された訳やから、お役所仕事この上なしのしょーもない演出やで。もちろん味も一緒やから、結局のところは何も変わってへんやないかい。
いかにも公務員の好きそうなコントやで。彼らは、やったった感と同意義の変化なしを好む人種やからな。日頃のニュースを見ていればよく分かるで。
しかし、だ。
ちゃんと合法大麻を使ったラーメン屋やからこんなお笑い話で済んだけどな、【監査】は全くの別モンや。
まあ当たり前か。