個別指導の流れについて

個別指導の流れについて~⑥~

  • 再生回数:596

いざ会場に入ると、戦場となる内部の全貌が明らかとなる。

 

 

 

個別指導会場の一例として、まずは先生側のポジショニングから。

 

 

管理者と請求事務担当者が横に並び、他の出席者(委任した弁護士を含む)においては、先生方の後方に座る事になる。

 

そして、そこからの発言はシャットアウトや。

 

同じく保険医である勤務医が座っている場合、その先生の記名押印がなされている患者の治療に関して技官から質問をされる事はあるが、あくまで参考程度の内容や。

 

 

質疑応答の主人公はあくまで管理者の先生なので、勤務医を連れていく場合はそのリアクションや先生とのやり取りに関して、余計な事を言わないようくれぐれも抜かりなく準備しておいて欲しい。

 

 

仮に100%勤務医が悪かったとしても、全ての責任は管理者が背負う事になるんやから。

 

 

 

もちろん弁護士も発言はシャットアウトや。しかしここで頼りになる弁護士なら、椅子を担いで先生の真後ろに来て録音をスタートしてくれるさかい、やっぱり餅は餅屋やで。

 

 

向こうからすれば、特に関係団体の弁護士が気合い入れて目の前に座っている時点でそれなりのプレッシャーになるもんやから、個別指導においてはぜひ委任する事をお勧めするで。

 

 

 

そして先生方と向かい合う形で、指導医療官(技官)と事務官が並んで座る事になる。オーソドックスな形としては、技官が一人、事務官が一人ないし二人。

 

場合によっては技官が二人おる場合もある。聞くだけでヤバさがダダ漏れやけど、恐らく当てに来とるんやろな。

 

まあ【よっぽど】の悪さをしていなければ、すべき準備さえしておけば必要以上の心配はいらんで。【よっぽど】、て想像している以上のモノやから。

 

 

 

しかし、ただでさえ緊張と恐怖で精神が支配されているのに、この圧迫感は心臓に悪いで。

 

目の前であちらが持参しているレセプト(対象となる2カ月分のみ)や、先生が文字通り骨身を削り心血を注いで準備した諸々の持参物を、穴が開くほどに見られるんや。

 

心臓を直接モミモミされた気分になる、てな。まあしかし、めちゃくちゃ苦労してこしらえた準備物でもモノによっては一瞥もされへん時があるから、その時は微妙な気持ちになるって言ってはるけど。見られへんに越したことはないけど、それならそれでおあずけ食らった気分になるって。

 

 

難儀なパラドックスやで。

 

 

 

そして横に、立会人がそれらしい雰囲気を出して座っている。主に某団体の先生や。

 

未入会の先生は、いろいろイケズされてるのを見た事があるけど。

 

 

 

おっと、あんまりこれ以上は言われへんわ。

コラムを読む