補足になるが、先生によっては青本に基づいた指導内容に納得がいかな過ぎて、アカデミックにゴネて2時間以上も粘るケースがある。
勇者やで。
技官(青本の内容)に対して、被指導者(臨床における実際)が議論したところで、単なる水掛け論にしかならない。平行線を辿るどころか、ロンパリになるのがオチだ。
そして何よりも、先生方の命運を握っているのは技官サイドや。
サッカーの主審と同じやな。選手が逆らって、余計なイエローやレッドカードを食らうアレと一緒や。仲良くする必要は無いが、それこそ率先して嫌われにいく必要はもっと無いで。
まあしかし、わざわざ逆らってくる先生を見ると、指導する側からは「損しとるな~、結果をお楽しみに。」くらいにしか思われてないから、それだけは絶対にお薦めできへんで。
ちなみに、疑問に思う事(納得いかない事)に対しては、リスペクトの気持ちを持って質問すればエエ。
それはプライドが許さん、て?
ラッパーみたいな、薄っぺらいリスペクトで十分やさかい。
それで眉をひそめる程度の器やったら、それ以上踏み込む必要は無いわ。それこそ粛々と機械的にこなせばエエ。
話を戻すが、こういった先生はいわゆる【カリスマ】と呼ばれる御仁に多いと感じている。
まさに【反逆のカリスマ】か。現役時代こう呼ばれとった魔娑斗は、「俺がいつどこで反逆したんだよ」、て言ってたっけ。
知らんけど。
さらに同様のパターンとして、主に自費治療の研鑽を欠かさず保険との両輪でがっつり稼がれている先生か。
要するに保険算定を軽視した結果、個別指導にお呼ばれしたパターンだ。
確信犯であろうがなかろうが二重請求しているケース等、自費絡みの通報によるものも多いが、内容を見ると保険のルールの理解不足の結果、個別指導に繋がっているケースが多い。勤務医が無茶しているケースもあるが。
改めて、保険のルールの本質的な理解に努めて頂きたいと思う。
それと同時に、技官や事務官がいかなる人種かというものもあらかじめ知っといて頂ければ、仮に個別指導に選定されたとしても、建設的に話を進められるさかい。
やっとの事で個別指導が終了した後は、一旦会場から退出し休憩所等での待機が命じられる。その間に指導内容をざっくりまとめて、再度会場へ呼び出しを食らう。そこで、講評を聞く事になる訳や。
もちろん指導内容に基づいて、やけど。
和気あいあいとした雰囲気で講評を聞くパターンもあれば、厳しい論調の場合もある。
そして指導結果は、蓋を開けてのお楽しみってヤツや。
退出時、「もっと患者のためを思って診療して下さいね。」なんて背中を刀で切りつけてくるような事言われても、心を乱されてはアカンで。
振り返ればヤツがいる、や。