Column


用意の仕方にもコツがあるんだよ。
スタートでミスると後が大変になるから出だしが一番重要だよ。
例えば、歯管や衛実というのは毎月患者に提供しなきゃいけないもんだろ?
歯管だったら1人1年間に12枚、これが30名だと360枚、ロングランの5年になると1800枚。ミニマムで360、マックスで1800枚か。どちらにしろ鬼のような患者提供用紙を用意しなきゃいけないよな。
この時点で気が遠くなるよな。
これが歯管と衛実の両方キチンとそろえなきゃいけない、となると掛ける2だから、鼻血が出そうになるよな。
院長1人ではムリだって分かるから、いかに人手、マンパワーの確保が大事かよく分かるよな。
え、オレんところは歯管の文書加算を算定していないから患者提供用紙控えがなくても大丈夫だろ、だって。
良いよ、それでも。ただな、歯管の算定要件、よーく見てみ、出さないなら出さないでカルテ記載が大変なんだよ。
歯管理の算定要件をもう一度、見直してみると…
(1) 歯科疾患管理料とは、継続的管理を必要とする歯科疾患を有する患者(有床義歯に係る治療のみを行う患者を除く。)に対して、口腔を一単位(以下「1口腔単位」という。)としてとらえ、患者との協働により行う口腔管理に加えて、病状が改善した歯科疾患等の再発防止及び重症化予防を評価したものをいい、患者等の同意を得た上で管理計画を作成し、その内容について説明した場合に算定する。診療録には、説明した内容の要点を記載する。
(2) 管理計画は、患者の歯科治療及び口腔管理を行う上で必要な基本状況(全身の状態、基礎疾患の有無、服薬状況、喫煙状況を含む生活習慣の状況等)、口腔の状態(歯科疾患、口腔衛生状態、口腔機能の状態等)、必要に応じて実施した検査結果等の要点、治療方針の概要等、歯科疾患の継続的管理を行う上で必要となる情報をいい、当該患者の状態に応じた口腔管理を行うに当たって、必要な事項等を診療録に記載する。

ってあるんだよ。

(2)を読んでもらえば分かるけど、「患者の歯科治療及び口腔管理を行う上で必要な基本状況(全身の状態、基礎疾患の有無、服薬状況、喫煙状況を含む生活習慣の状況等)、口腔の状態(歯科疾患、口腔衛生状態、口腔機能の状態等)、必要に応じて実施した検査結果等の要点、治療方針の概要等、歯科疾患の継続的管理を行う上で必要となる情報をいい、当該患者の状態に応じた口腔管理を行うに当たって、必要な事項等」の全てをカルテに記載しなければならないんだよ。

もし、患者に提供する文書ならチェックボックスにレ点をチャチャチャって入れれば済む話をカルテに記載するとなると如何に大変か、これでよく分かると思うよ。
どっちが大変なのか、ココでミスると後に引けなくなるから、患者文書提供用紙控を再発行していくのか、それとも(2)の内容をカルテに記載するのか、院長の楽なほうを選択してもらえればいいよ。
でも、今まで色々な歯科医院のお手伝いをさせてもらったけど、基本は患者提供文書控の再発行が手っ取り早かったな。どの院長も青本にある歯管の算定要件を読んでもらうとカルテ記載より、再発行手続きを選択していたな。
で、再発行手続きにもやり方があるんだよ。
それは次に話そうか。


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