Column


最近は、個別指導準備よりも個別指導後の保険点数算定についてアドバイスが欲しい、ということでの歯科医院を訪問する機会が増えた。
再指導期間中であったり、指導後に萎縮診療から抜け切れず、保険診療での売り上げが思ったほど上がらなくて困っている。というような声をいただき、指導後も見てほしい、という依頼が増えた。
どの歯科医院の先生も人柄が良く、腕も相当な持ち主で、技術的な勉強に熱心な先生が多いものの、意外にも保険算定について知識が足りなかったりする。
そのためちょっとした説明で、より健全に、より売り上げを上げることは可能である。

「重田先生、ウチんとこ高齢者が多くてな、朝から晩まで入れ歯触っとるんや。入れ歯の調整はナンボもならんからあがったりやで」
「先生んとこ、高齢者多くてよろしいやないか。ワシからしたら羨ましいわ」
「歯も少ないからPも知れとるで」
「先生んとこ、アレ持っとるか、グルコセンサー」
「持ってへん」
「アレあるだけで、大幅に点数アップ可能やで」
「どうせ保険ではペイでけへんもんやろ」
「ちゃうんや、それが。十二分にペイできる」
「ナンボや」
「コミコミで3万くらいや。小学生のお年玉くらいや、エエやろ」
「で、それで何が算定できるようになるんや」
「有床義歯咀嚼機能検査、略して咀嚼機能や。ちょっと調べてみ」
「なんか、ぎょうさん点数あるやないか」
「そや、グルコセンサーだけやったら1ロに該当する。140点や」
「1イやったら560点やないか。これ、エエやないか」
「あぁ、下顎運動測定器が必要なんや。コレは高い。アカン」
「ナンボほどするんや」
「たしかな、ウン十万くらいした。保険でペイできるモンやない」
「ほうか、じゃあ咬合力計はナンボするんや」
「何やったかな、名前。デンタルプレスケールやったかな。アレも高かったで、同じくウン十万や。グルコセンサーは3万で140点、デンタルプレスケールはウン十万で130点や」
「おかしくないか、点数配分」
「ワシに言われても知らん。1イから2ロまで4種類あるけど、唯一ペイできるのは1ロだけや」
「じゃあ、それ買ったらええんやな」
「買うだけやったらアカンねや。施設基準の届け出を出さなあかん」
「めんどくさいな」
「出すだけや、コレはタダでできる」
「どんなデンチャーでもイケるんか」
「基本は歯リハ(困難)になるような総入れ歯や9歯以上のやつや」
「ちっちゃいのはアカンのか」
「イケるのがある。左右の7が欠損してる臼歯4本以上の入れ歯やったらマルや」


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