個別指導通知は、ある日突然やってきます。
「ウチがなぜ選定されたのか?」
「これからどのような準備をすればいいのか?」
「一体どんな指導内容なのか?」
通知が届いた時のことを想像すると、不安に思われる先生も多いと思います。
いや、保険医である以上、すべての先生が得体のしれない恐怖を感じているのではないでしょうか。
わたしたち個別指導部は、先生の不安を解消するよう努めます。
私たち個別指導部では、自身も個別指導を受けた経験をもつスタッフが、様々なケースにバリエーション豊富なサポートを提供させて頂いております。個別指導は時間との勝負です。疑心暗鬼になり、いろいろな考えや感情が渦巻くのは当然ですが、悩んだり、犯人探しをしている暇はありません。とにかく行動して下さい。
様々な媒体を検索する、関係各所や知人・友人を頼るのも一手ですが、
プライバシー保護はもちろんこと、ご相談頂いた先生の不安を取り除き、安心して個別指導に臨んで頂ける環境を整えることを大前提として、指導準備のお手伝いをさせて頂きます。
本来であればアウトのケースも含め、これまでお手伝いさせて頂いた医院様に関して、監査への移行は一例たりともありません。
経験、実績共に豊富な私たち個別指導部のスタッフが、全力でサポート致します。
そもそも何故、個別指導が行われるのか?
その目的は、被指導者(選定された先生)に対して適切な保険診療の周知徹底を図り、正しい保険請求を行うための指導をすることにあります。
つまり、このプロセスを通じて保険診療というシステムの透明性と公平性を維持し、患者に対して質の高い医療サービスが提供されるようにすることが目的とされています。
(と、表向きにはこのように言われてます。)
しかし、個別指導に選定された先生の多くは、「自分は監査を受け、保険医取消になるのか?」と思い詰められ、心理的に大きな負担を抱えることとなります。
まさに夜も眠れない日々を過ごすことになるのです。
患者のために良かれと思ってやったことが、保険診療の理解不足により、結果として不正請求になってた。ということがよくあります。
レセプトには、その医院のクセというものが色濃く反映されます。信念を持って行っている処置も、傾向診療とみなされる場合があります。
実体どおりに、一生懸命に診療しているにも関わらず、第三者からみると、過剰に診療しているのでは?と思われることがあります。きちんと正しくやったからといって保険請求できるものとできないものがあります。
平均点を気にして意識して萎縮診療し、下げている先生にかぎって通報により、個別指導に呼ばれてしまっている先生が多いです。
患者トラブルからの通報がないように、という理由で、領収書を出してはいるものの、明細書を出していないがために、かえって通報されていることがよくあります。
保険者通報は知らない間によくされています。そして保険者との接点はレセプトだけだから、分からないだろう。と思われている先生も多いですが、レセプトを見れば、匂いで大体わかっております。例えば、形成・印象したもののセットの算定がない、というのは保険者も何しているかくらいは分かっております。
悲しい事実ですが、スタッフ通報は意外に多いです。指導通知が来たことよりも信頼していたスタッフからの通報が判明したことでメンタルをやられている先生が多いです。
レセプトチェック時に算定漏れを修正したものの、患者にその分の差額を徴収しなかったがために、その結果、付増請求では?と疑われることがあります。
算定誤りの修正と付増請求は紙一重に近いものがあります。
指導に対して正しい知識と正しい準備をすることで、
いつもと変わらぬ日常を過ごしていただくことも十分に可能です。
私たちは、その正しい指導への向き合い方を熟知しておりますので、どうぞご安心ください。
個別指導において盲点となるのが、従業員や施設基準などの届出関係がしっかりできているか?というところです。つまり、自院の状況を正確に把握できていない医院が意外にも多いということです。例えば、常勤登録している保険医が、じつは他院で非常勤の登録があった。など、把握していたつもりがしっかりと把握できていなかったがために、しんどい指導になってしまった。ということがよくあります。
個別指導における対象患者は、その指導対象月となるレセプトを吟味して選定されます。
その中でも、指導に選ばれやすい算定項目があります。
では、なぜその算定が危険なのか?
事前に理解するかしないかで、結果が大きく変わることもあります。
保険を知らない先生ほど、点数の大きな補綴治療や処置などに目が行きがちですが、それでは歯科医院の経営基盤は安定しません。
今は処置から管理の時代になり、重症化予防・長期継続管理の時代です。
施設基準を取得し、継続管理・重症化予防に舵を取ることが大事になります。