指導への心構え

個別指導の落とし穴 内紛編 その1

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以前も述べたとおり、個別指導でご対面する先生方には様々なバリエーションがみられる。

 

では今回は、被指導者側のいわゆる「内紛」について、2つの例を挙げてみていきたい。

 

 

まずは、被指導者となる院長先生に勤務医の先生が付き添いで出席したパターン。

 

これは、選定された患者の治療に勤務医が関わっている事が理由である場合が多い。

指導のお手伝い先の医院にも共通する事だが、往々にして勤務医は個別指導に出席する事に良い顔をしない。

個別指導そのものにろくな噂が無い以上、全くもって当たり前の話である。

そして何より自分がとばっちりをくらうのではないか、と得体の知れない恐怖を感じるのも影響している。

 

こうなると、日頃からどれだけ良好な人間関係を築けているかどうか、というのが

重要な要素となってくるだろう。

もちろん有事に備えるためだけではないが、特に今の時代は長期安定したスタッフの定着にもかかわる要素で

あることから、改めて注意が必要だろう。

これは指導通知が届いてから準備しても、間に合わない可能性の高い要素の一つだろう。

ここは先生の腕次第、というのもあるが。

 

この組み合わせでは、目に余る光景を技官時代に何度も目の当たりにしてきた。

 

 

技官「この算定はいかがなものか。こちらは不当請求とみなされます。」

 

院長「これはワシの患者ちゃう、この勤務医が治療したんや。おい、こっち来て説明せんかい!」

 

院長が勤務医に責任をなすり付けるケースである。

 

処置したのが勤務医でそこに不備が見つかった時、一切の助け船を出さないばかりか、勤務医のせいにして

乗り切ろうとする。

まさにトカゲの尻尾切りだ。

 

でもな院長、「管理者」はあなたや。管理者責任てのがあるんやで?

日頃からこんな感じかいな?院長の人間性に疑問符が付くのと同時に、個別指導が終了後にこの医院は

どうなるんや?と興味が湧いてくるで。

もちろん顔には出さへんけどな。

 

ほら見てみい、勤務医の顔を。泣きそうになりながら怒りに満ち溢れとるやないか。

「白い巨塔」の財前教授みたいにならんかったらええけどな。

 

 

そしてこれもよく見られるが、勤務医が無茶な算定をしているケース。

無茶って言葉では生ぬるくらいの算定や。

 

可能な限りのMAXの算定をしとる。いや、限界突破しとるで。

不当請求祭りやないか。ちょっと突けばあっという間に不正請求なるで。

 

という具合だ。技官にとって、これ以上美味しい指導はない、というケースだ。

返還金をがっぽり頂ける。こちらの腹一つでどうとでもなる。

楽チンやで。

 

個別指導のお手伝いさせて頂くようになって改めて分かった事だが、無茶な算定をしているのは医院の給与体系が歩合制のところが多い。

点数を挙げれば挙げるほど給与が増えるのだから、当然の話だろう。

 

医院の経営方針に関しては技官が関与する話ではないので口を挟む事ではないが、

個別指導ではこのケースで院長が足を引っ張らる事が案外多い。

 

これらに対する日頃からの傾向と対策、改善に関しては院長次第だろうが、やはり保険算定の仕組みを

構築している医院は強い

指導前にイレギュラーな事件が起こらなくて済む、という事もあるし。

 

これに関しては、医院毎の診療パターンが絡む話であるから一概には言えないが、

勤務医を置くのであれば、せめて保険の勉強、そしてある程度の算定パターンの確立をお勧めしておく

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