悪夢の院内運動会

悪夢の打ち上げ⑨

  • 再生回数:441

呆然と立ち尽くしているB先生に声をかける。

 

A先生が行くのかと思いきや、『須藤、幹事のお前の仕事や。』と押し付けてきた。

 

 

ガチの偽善者や。自分の手を汚さずに犯罪を遂行するタイプや。ちょっとはゴルゴ13みたいな責任感を持たんかい。

 

 

知らんけど。

 

 

 

「B先生、どないしたんですか?」

 

〔お、おぅ、須藤か・・・何もあれへんわ。〕

 

 

何も無い訳ないやろ、今この両の眼でガン見しとったわ。

 

 

しかし、このまま知らん振りをしておこう。なぜなら面倒臭い愚痴を聞かなくて済むからだ。

 

 

 

すると、『B先生、めっちゃ大変でしたね~。』

 

とA先生が割って入ってきた。

 

 

〔見とったんか?〕

 

『僕は途中から。須藤は一部始終見とったらしいですけど。』

 

 

・・・このボケ、ちょっと何言ってるか分かんない。

 

 

 

自分が汚れ役になった事が無い人間は、とにかく空気を読まない言動をする事が多い。

 

全ての責任を人に押し付けるだけだからだ。こないだのKDDIの通信障害にブチギレて職員を派遣した総務省の大臣のようだ。お役所仕事しかせん公務員は、民間の現場では邪魔な存在でしかない事を全く理解していない。

 

まああれは、天下りをさせないKDDIを徹底的に見せしめにするのが目的やったらしいけどな。

 

 

知らんけど。

 

 

 

先程のウマ娘の件でA先生には同情した面もあったが(9割面白かったけど)、オトンからこってり絞り取られたらよろしいわ。ざまあKANKANや。

 

 

 

〔須藤・・・お前ってヤツは。〕

 

「せっかくのパーリナイですよ、湿っぽい話はナシにしましょ!」

 

 

何か喋りたくて金魚のように口をパクパクしているB先生を、強引にジャンカラへ連行する。

 

とりあえず部屋へぶち込んだら終いやからな。

 

 

 

ようやくジャンカラへと入った。居酒屋を出てから随分長い道のりだった気がするが、まあエエ。

 

 

そのまま大部屋へと向かう。そこかしこから、けたたましい歌声が漏れている。こないだのZeebra、おらんやろな。

 

 

 

そして遂に部屋の前へ到着した。すると、抑えきれんとばかりに部屋の熱気が漏れ伝わってきた。

 

 

・・・イヤな予感しかしない。

 

 

 

ええいままよ、とドアを開けるとそこでは酒池肉林の光景が繰り広げられていた。もちろん、健全な意味や。

 

 

至るところで酒盛りが繰り広げられている。どいつもこいつも、一次会がウォーミングアップだったかのような盛り上がり様だ。

 

 

 

ふと気付くと、ファンキーではなく明らかに殺気立った女性スタッフがおった。

 

視線の先を見ると・・・

 

勤務医たちが、佳子さまの争奪戦を繰り広げとった。

 

 

 

さっきの一次会と一緒やないか。

 

酒も回っとるから、どいつもこいつも余計にスティンガーや。ブラックメール送信、と・・・

 

 

お前は、稲妻ロンドンハーツか。

 

 

 

何か、イヤな予感しかせんで・・・

コラムを読む