ここで、オレが技官時代にお目にかかった不正請求について
ご紹介していきたい。
その中でも「架空請求」は論外やな。
大昔はともかく、現代においてこんな古臭い事しとる先生は
もうおらんやろけど。
しかし、電話再診のトラップとか落とし穴みたいなものはあるし、
こういうのに嵌ってしまう可能性は誰にでもあるから要注意やで。
実際、「行ってもないのに受診した事になっとる」て患者からの通報は結構
多かったで。
まあそのほとんどは悪質性を感じない内容やけど、中には当たりがあるんや。
何が架空請求になるかは、よく知っといてや。
それより、今はどうか知らんけど整骨院とかはええんか?
ちょっと前まで、来院状況を確認したら毎日通院しとる事になっとるケースが
散見された。
一人だけじゃない、何人もや。やりすぎや。
なんぼなんでもこれは無茶苦茶やろ。
こんなん指導で済む話じゃないからな。単なる詐欺やないか。
一斉に挙げられた、て話も聞くし野放しとも聞くし、善良な歯科医師を苛めるのは
止めて、こういうのをどうにかしてくれや。
そして度々にはなるが、二重請求や。
昔、とにかく多かったのが補綴やな。
オレの時はMBやオールセラミックスが主やったけど。
これは言うまでもなく、自費の補綴に重ねて保険の補綴を算定するやり方や。
これは足がつきやすい上に、患者からの具体的な通報に繋がるってオマケ付き
やから、簡単に挙げられる話やで。
確信犯なのかほんまに知らんのか、当時白く出来へんかった部位の
補綴でも多かったな。
例えば単冠のFMCやブリッジのFMCに対して、「レジン前装する」という
名目で保険分に自費分を上乗せ徴収をしている。
これは列記とした二重請求や。
ただし患者も満足しているのか、これに関しての通報は経験した事が無い。
個別指導内で、偶然発覚するケースだ。
良く言えば患者のためになるし悪質性も高いものではないが、二重請求で
ある事に変わりはないから、技官としては無視できる話ではないな。
そして再度忠告しておくが、外科絡みや。これはホンマ多いで。
エムドゲイン、FGG,CTG,アピコ、小帯切除術、口腔前提拡張術…etc
これらを自費で徴収しておいて、同日にFOP等を追加で保険請求したらアカン。
ダメ、絶対。欲張りたい気持ちは分かるけど、患者もそんなに鈍くないで。
最悪、個別指導で痛い目みてもどないかなる。
いや、あまりにハッキリしとったらどないかならん事の方が多いけど。
それ以上に患者の口コミ舐めたらアカン。良い噂は4~5人に伝わるけど、
悪い噂は9~10人に広まる、て言うやないか。
医院の評判を自分から貶めるような事しとったら、回復できるもんも
できんようになってまうで。
まあ最近はインプラントが二重請求の主流やな。
埋入時にFOPしたからって、保険請求したらアカン。
付着歯肉増やしたからって、それに相当する外科処置を保険請求したらアカン。
インプラント目的のレントゲン撮影もアカン。
天然歯とつなぐのに、無理やりブリッジやクラウンの算定したらアカン。
他にもいっぱいや。
ほんま、息を吸うように不正請求する先生がおるからな。
めっちゃしつこいけど、何が良くて何がアカンか、
なんぼ自費たくさんやっても「保険医」である以上は完璧に勉強しといてや。
