保険算定部

中医協の動向キックオフ(その2)

第 485 回中央社会保険医療協議会 総会の続きになります。今回も、委員達の想像の会話も交えていきます。

歯科医療費について現状の状況を示しております。

歯科診療医療費は約3兆円弱ということで、近年は増加傾向にあります。国民医療費に占める歯科診療医療費は、全体の約7%弱というような状況であるということです。歯科医療費の増大はあるものの、医療費における割合が近年横ばい傾向、下がってきているのは全体の医療費の増大が原因であることは明らかであります。
委員1「全体の医療費が上がっているのは、歯科医療費が上がるより気になりますね。」
委員2「歯科医療費が例え上がっても、全体の医療費が下がるようにしたいね。」
委員1「重症化の予防と、機能管理と、医療連携ですかね。」

年齢階級別の推移を示しております。14歳までの小児と、65歳以降の高齢者での歯科医療費が増額してきています。特に、高齢化社会と言うこともあり、伸び率においては近年65歳以降が目立ってきています。
委員1「年齢別でも小児と高齢者がネックとなりますね。」
委員2「治療でなく予防的なことで歯科医療費を下げたいね。」
委員1「機能管理が費用対効果がよいのではないですか…」

「診療行為別にみたレセプト1件当たりの平均点数」ということで、平成 22 年と令和元年度の診療行為別(調査)で比較したものを示しております。特に、各年齢階級とも「歯冠修復及び欠損補綴」の減少が大きいです。特に、また 75 歳以上について着目しますと、在宅医療が増加しているという状況です。
委員1「平均点数が下がってきているのはいいですね。」
委員2「もっと補綴系が下がるといいね。いっそのこと、自費でやってほしいくらいだね。」

 

「歯科治療の需要の将来予想」ということで、これは何度か中医協でも示している資料でして、「治療中心型」から口腔機能の維持・回復に、だんだん、将来的にはシフトしていくであろうという状況を示してます。
委員1「予防が候を奏したんですね。」
委員2「予防はもう古いね。令和は機能管理と連携の時代だね。」

令和2年度の診療報酬改定のポイントを示しております。周知の通り重症化予防の評価、継続的に切れ目のない医療、院内感染対策に対する評価、ライフステージにおける機能管理の評価、お口カピカピの物体を剥がす評価、糖尿病と歯周病との関連性、脱金属、手術時の麻酔点数、周術期の評価、質の高い在宅についてなどがあげられます。
委員1「令和2年度改訂ではずいぶん色々変わりましたね。」
委員2「今後も引き続き、在宅、周術期、機能管理を強化したいね。」

すべて個人的な想像です。つづく

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