支払基金コンピューターチェックランキング5選
私の独断と偏見で選定した支払基金コンピューターチェックランキング5選を紹介します。
では、早速いってみましょう。
第一位
~リコール再初診が返戻になる理由~
実施対象:前月及び当月に「歯周炎」病名又は「歯肉炎」病名があり、当月初診料が算定された場合にチェックを実施。
点検方法:縦覧
返戻理由:歯周疾患等の慢性疾患である場合等であって、明らかに同一の疾病又は負傷に係る診療が継続していると推定される場合は、初診として取り扱わないとされています。
第二位
~歯周病検査の基本ルール~
算定項目:歯周基本検査
実施対象:初診料の算定日以降に、歯周基本治療(スケーリング)がなく歯周病検査が2回算定された場合にチェックを実施。
点検方法:縦覧
返戻理由:療養担当規則「歯周病の診断と治療に関する基本的な考え方」(平成30年3月日本歯科医学会)から、歯周組織検査2は歯周基本治療であるプラークコントロール、スケーリンク゛、プラークリテンションファクターの除去および外傷性因子の除去や是正を行った後に、その治療効果を調べる目的で行うとされています。
算定項目:歯周精密検査
実施対象:初診料の算定日以降に、歯周基本治療(スケーリング)がなく歯周病検査が2回算定された場合にチェックを実施。
点検方法:縦覧
返戻理由:療養担当規則「歯周病の診断と治療に関する基本的な考え方」(平成30年3月日本歯科医学会)から、歯周組織検査2は歯周基本治療であるプラークコントロール、スケーリンク゛、プラークリテンションファクターの除去および外傷性因子の除去や是正を行った後に、その治療効果を調べる目的で行うとされています。
第三位
~顎関節症の病名記載漏れ(はぎしり病名は不可)~
算定項目:歯科口腔リハビリテーション料2(1口腔につき)
実施対象:対象歯科診療行為の適応となる傷病名が記載されていない場合にチェックを実施。
点検方法:単月
返戻理由:療養担当規則において支払基金のコンピュータチェック上、適応と判断している傷病名がありません。
第四位
~SRP の重複の禁止~
算定項目:歯周基本治療(スケーリング・ルートプレーニング(1歯につき)
点検方法①:回数
実施対象:初診料の算定日以降に、歯周基本治療(スケーリング・ルートプレーニング(大臼歯))又は歯周基本治療(歯周ポケット掻爬(大臼歯))が傷病名部位の大臼歯の歯数を超えて算定された場合にチェックを実施。
点検方法②:縦覧
返戻理由:歯周基本治療(スケーリング・ルートプレーニング)又は歯周基本治療(歯周ポケット掻爬)は、1歯につき算定するとされています。
第五位
~根治ループの禁止~
算定項目:感染根管処置(1歯につき)
点検方法①:回数
実施対象:過去6か月から前月までの間に、感染根管処置及び感染根管処置と同時の根管充填が、「根尖性歯周炎」病名及び「歯折」病名部位の歯数を超えて算定された場合にチェックを実施。
点検方法②:縦覧
返戻理由:感染根管処置は、1歯につき1回に限り算定するとされています。
算定項目:根管充填(1歯につき)
点検方法①:回数
実施対象:過去6か月から前月までの間に、根管充填が、「歯髄炎」病名、「根尖性歯周炎」病名及び「歯折」病名部位の歯数を超えて算定された場合にチェックを実施。
点検方法②:縦覧
返戻理由:根管充填は、1歯につき1回に限り算定するとされています。
算定項目:感根即充(1歯につき)
点検方法①:回数
実施対象:過去6か月から前月までの間に、感染根管処置及び感染根管処置と同時の根管充填が、「根尖性歯周炎」病名及び「歯折」病名部位の歯数を超えて算定された場合にチェックを実施。
点検方法②:縦覧
返戻理由:感染根管処置は、1歯につき1回に限り算定するとされています。
以上です。