悪夢の院内運動会

悪夢の打ち上げ⑥

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『しかしアソコまで言われたら、どう責任取ったらエエもんか・・・』

 

「でも別に、その時点では法的に何か問題ある訳じゃないやないですか。あんましつこいんやったら、出るとこ出てもろたらよろしいですやん。」

 

『そんな機械的なモンなんか。義理人情ってもんがあるやないか。』

 

「今時のトラブルに浪花節は通用しませんし、機械的に判断すればエエんとちゃいますか?」

 

『まあ親御さんとは後日話す段取り組んで、とりあえず入院費・治療費はウチが持つ事にしたんや。』

 

「労災おりるんちゃいますか?」

 

『それも含め、これからの話や。』

 

「まあ、先生が納得して丸く収まったんならよろしいですやん。どうせすぐ辞めるでしょ。早速チームワークが乱れちゃいましたね。」

 

『・・・辞めへんわ!それとな、チームワークは一糸乱れてへんわ!!≫

 

 

 

・・・それはこれからのお楽しみや。という事で、共にジャンカラへと向かう。

 

 

完全にウマ娘からの電話で心が折れてしまっている。それでもカラオケする気マンマンなのは、体育会系の悲しいサガか。

 

 

知らんけど。

 

 

 

「先生、そんな顔しとったら逆に皆心配になりますよ。今晩はもう、お帰りになられたらどうですか?先生方のおかげで、運動会は大成功した事ですし。」

 

『アホ抜かせ、雰囲気ブチ壊しやないか。イレギュラーなトラブルがあっても涼しい顔して参加するのが、一つウエノ男ってもんや。』

 

「先生・・・三つウエノ男ですやん。」

 

 

また口から出まかせを言っておいた。

 

 

 

『まあな。須藤も今日の俺を見習って、メンタル強くせなアカンで?』

 

 

否が応でも気持ちを奮い立たせている感じや。まあ個別指導でも、この位のメンタルが必要なんやけどな。

 

 

よっしゃ、ちょっと意地悪してみよう。

 

 

 

「しかしですよ、先生。今後の医院の事を考えると、他の皆に事情を説明して先生だけは帰った方がいいと思うんですよ。偽善者じゃないんですから。」

 

『ぎ、ぎ、ぎ、偽善者ぁ~~~?』

 

 

スタッフぅ~~~、みたいになっている。

 

 

 

「いえ、冗談ですやん。」

 

『冗談で言って良い事と悪い事があるやろが!』

 

 

アカン、MajiでKireる5秒前(広末涼子:1997年リリース)や。

 

 

 

「人間はね。不意に図星を突かれると、とりあえず怒りの感情が湧いてくるらしいですよ。」

 

『お前が煽っとるだけやろが!』

 

「本気で心配してるんです。他のスタッフへの示しもおありの事と思いますし・・・」

 

『とにかく今晩は全て忘れてカラオケや!これは俺とお前だけの秘密や。』

 

 

おっさん同士のシークレットは嬉しいもんちゃうで、しかし。

 

 

ようやくジャンカラへ到着した。至近距離にも関わらず、随分遠い道のりを辿った気がする。

 

 

 

いざ入場や。

 

 

と思いきや、またまた他所の院長が何やら揉めている姿が目に飛び込んできた。

 

 

 

・・・一体何があったんや?

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