ちなみに、ここでいう【カルテ】=【診療情報】とは、もちろん診療録だけではないで。
例えば、各種患者提供用紙、歯科衛生士業務記録簿やエックス線写真、口腔内写真など要するにその揉めた患者の診療に関わる情報は記載されたもの全てが、ここでいう【カルテ】とみなされるんや。
何か、個別指導みたいやで。単純に面倒臭いわ。しかし相手が厚生労働省ではない分まだマシか。
いや、精神衛生上よろしくないのは同じか。
まあしかし開示したカルテを患者オンリーで確認する分には、所詮はまさしく素人の抄読会や。きっちり脇さえ締めとけばどうって事は無い。
ネットでいろいろ調べてくるって言うけどな、それこそ素人の浅知恵やで。
そこに背ビレや尾ビレを付けてクンロクかましてくるんや。
「俺の嫁は衛生士やから、いろいろ知ってんねんぞ?」
「俺の義理の親が医者や。そこの顧問弁護士使ってもエエんやで?」
等、カスであればあるほど遠吠えするもんや。
いちいちそんなん相手にするの、アホらしいだけやろ?
しかしホンマに弁護士を立ててきた難儀なパターンもあるから、要注意である事に変わりは無いか。
まあその目的のほとんどが、自分がどういう治療を受けたか等のいわゆる医学的な真相究明じゃなく、単なる治療費の返還とあわよくば慰謝料の請求やけどな。
とは言っても、結局はこっちから巻き上げようとする額はタカが知れとるパターンがほとんどやけどな。
わざわざそのために、自腹切って弁護士雇った場合はなおのこと、面倒臭い手続き踏む事になるしお金と時間の無駄やと思うんやけどな。
まあ患者の勝手にさせたったらよろしいわ。
もちろん、よっぽどの悪さをしとったら話は別やけどな。それはまた別の機会に。
そこらへんも個別指導とよく似てるな。
なんにせよカルテ開示は総合的にみてとにかく面倒臭い話やけど、患者へ開示するまでのプロセスは別に規定されている訳ではない。
要するにそこに至る手続きに関しては、各医院の裁量に委ねられてるって訳やな。
なら、こっちでその手続きをどれだけ勝手に面倒臭くしようが、誰に何を言われる筋合いも無いって事や。
「電話で請求されてもカルテの開示はできませんけど。ちゃんと来院してから言ってもらえますか?」
「来てもらったのはエエんですけど、まずはこちらの書類に記名と印鑑押して貰う必要がありますねん。印鑑持ってきてない?じゃあ家に取りに行ってもらってもよろしいか?」
「では、これが用意したカルテです。受け取りのサインと印鑑を押してもらえますか。え、持ってきてない?じゃあ家に取りに行ってもらってよろしいか?」
「あ、返却される時にもし資料を一つでも紛失されてたら、個人情報保護の観点からあなたに甚大な責任が生じますけどそれでもよろしいか?」
患者も面倒臭いやろな。まあこれでカルテ開示という【結果】が変わる訳ではないけど。
せめてこっちもそれくらいはさせてーや、て話でよろしいか。
