奮闘記

歯科個別指導奮闘記4-44

とりあえず、今回はレセを絞って指導対象患者としてあたりそうなものをピックアップしていく。

これは医院によって色が出るところだ。

外科の得意な先生なら、難抜歯や、水平埋伏抜歯が多かったり、

顎関節症や歯ぎしりの口腔内装置が多かったり、

妙にGA切開やT-fixが多かったり、

デンチャーが得意な先生はT.condが多かったり、

先生の特色が出てくるところだ。

その特色を捉えて、その特色がよく出ているレセプトを中心にカルテ整理をしておくと指導直前はバタバタしなくて済む。

指導大綱にも記載されているが選定されるカルテのポイントは1つしかない。

「その医院の特色が色濃く出ているレセプト」

である。

実際にどの医院にもそのような特色が色濃く出ているポイントは5~6個はある。

指導対象患者は30人なので1つのポイントにつき5人くらい当ててくることがよくある。

たとえば、リコール再初診を5人も当てられると、なかなか言い逃れができなくなってしまう。

初めの1人や2人は、「患者、異和を訴え、自ら来院しました」と言い逃れできるかもしれないが、これが3人4人となれば、なかなか言い逃れしづらくなる。

アホみたいなしょーもない言い訳をして逃げるのか?

それとも、「以後は長期継続管理をおこない、重症化予防に努めます」と技官の心証を良くしておくのか?

ここは院長と話を詰めておく必要がある。

ポイント、ポイントを院長と話をつめておけば、用意するほうもどこまでの仕上がりまで持っていけば良いか、分かる。

例えば、水平埋伏抜歯を算定した場合、やった本人に聞けばだいたいは分かる。

「これ、ぶっちゃけ、どーでした?」って聞くと、

ホントにやっていれば

「失礼なっ!」ってゆーて怒ってくる。

でも、爪伸ばして、難抜歯を水平埋伏で算定してるケースでは

「てへへ」というてアタマをかいている。

アタマをかいているセンセのカルテにいくらそれらしいことを書こうが、やっぱり不当請求扱いになってしまう。

どこまで取り繕っても意味がない。

戦うのか?逃げるのか?

限られた時間と限られた人手で最高の仕上がりにするにはやはり、どこにどこまで労力を費やす必要があるのか?

そこまで設計図をたててから作業に進まないといけない。

ただ、闇雲に作業するのは骨折り損のなんとかゆーやつだ。

また、ワシらの目標は一撃フィニッシュだ。

どこで負けて、どこで勝つのか、戦略が必要となる。

国試でも100点取らなくても合格できる。

みんなが正解する問題を取りこぼしなく正解していく。

難しい問題はべつに正解しなくても良い。

指導もそれと一緒だ。

たまにそこを理解していないセンセは

何がなんでも100点を取りに行こうとする。

その心意気はいいけど、問題は、100点を狙ったがために技官とどーでも良いところで喧嘩をしだす。

「骨が2/3以上かぶってる・かぶってない」とか、

「根充が1mmアンダー」とか、

「所見が多い少ない」とか、

言われて腹立つ気持ちは分からなくもないが、それも含めての個別指導だ。

合格点さえとれれば良いわ。という心に余裕があれば、くだらんことをいわれてもハイハイと聞けるようになる。

指導に臨むには心に余裕がないといけない。

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