先生からの質問集

舌圧計がないと口機能算定できないか?

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Q:よろしくお願いします。
口腔機能低下症と診断するには、7検査全ての実施したうえで、3項目以上の該当が必要とのこと。当院にはグルコセンサーはありますが、舌圧計はありませんので、口腔機能管理料は算定出来ませんか?

重田のオープンチャットからの質問や。

久々にキラリと光る質問やったから、ゾクゾクしたで。

これはめちゃくちゃエエ質問や。

そのうえ、めちゃくちゃ難しい。

結論からゆーたら、舌圧計がなくても算定できる。

でも、指導では突っ込まれるやろな。

たしかに日本歯科医学会「口腔機能低下症に関する基本的な考え方」には

「原則として、7項目すべての検査を行う」

と書いとる。

つまり、全部せなアカンよ。ゆーとる。

で、「原則として」をどう捉えるか?

ここが今回の焦点やろな。

「原則」シリーズは他にもあと2つあるで。

1つ目は延長ブリッジや。

で、

2つ目が高強度硬質レジンブリッジや。

まず、延長ブリッジはまず1発目に「原則として認められないが、」と前置きがある。

でもな、そのあとの続く文章に「7番欠損で半歯程度のポンティックの延長ブリッジは認められる」とある。

いかにもザ・役人風な文章やな。

こーゆー文章はワシ嫌いやないで。むしろ大好きや。

日本語のあいまいな感じ、ええよな。

ワシら、一般庶民の歯医者からしたら「で、結局やってエエんか?アカンのか?どっちなんや?」ってなるやろ?

ワシ自身の個別指導のときに技官殿からご指導たまわったのは

「あかん、あかん、文章の1発目に認められへん書いとるやないか!」って言われたな。

だからワシもゆーてんで

「いやでもそのあとの文章は認められるって書いてるやないですか」って。

ほしたらな、

「あほ、あほ、原則は原則や。原則ってのはな、オレらの中では絶対なんや。エエな」って言われたわ。

これをどー解釈するかは難しいけど。

技官がゆーなら、そーなんやろな。

で、もう1つが高強度硬質レジンブリッジのところにも

「高強度硬質レジンブリッジの歯冠形成は原則として失活歯に行い、…」とある。

でもな、これもそのあとの文章に「やむを得ず生活歯に歯冠形成を行う場合は…」と続くんや。

これもアレやろな、「そーかー、生活歯もいちおーOKなんや」とアホみたいに生PZしてたら個別指導では同じような指導を技官殿からたまわるんやろな。

知らんけど。

でな、ちょっと寄り道したけど、口腔機能低下症、実際に指導の現場でも案の定、技官から言われてたわ。

たしか、訪問のセンセやったわ。

ワシも録音聞かせてもらったけどな

「センセ、これアレ持っていったんか?JMS舌圧測定器」って。

『JMS』とかゆーてるのがいかにもザ・役人やろ?

ふつーに舌圧測定器ゆえ、思って、1人でニヤニヤしてしまったやんけ。

案の定、横でヨメが「あんたもー、よそ様の録音きいてニヤニヤするのホンマ趣味悪いで」って言われる始末や。

ホンマあの技官、笑かすのはなしやで。

その技官もフツーに「ジェイ・エム・エス」って言えばエエのにな、わざとらしく

「ジェーンムス」みたいに、なんかカッコつけて言いよる。

アレや、英語がでけへん奴にかぎって、カメラのことをキャメラゆーやろ?

あんなんマジメな顔して言われたら、もーな、、、笑ってまうな。

でも、笑ってはいけない。

たぶん、このセンセも笑うの堪えてあぶら汗が出たと思うわ。

もーな、個別指導、真っ最中やのに頭ん中は007の音楽流れてるはずや。

まー、それも技官の狙いなんやろな。

でな、算定要件をみるとな「咀嚼能力検査、咬合圧検査または舌圧検査で確認し、同検査料のいずれかを算定した」と続く。

つまり、「”いずれか”で、かめへんねんから、”いずれか”やったやんけ」とは言えるよな。

意外に「算定要件」と「ガイドライン」にズレが生じてるところがあるで。

ここのズレのせいで、算定してエエもんか、悩んでしまうんやろな。

そして、技官はここのズレを知ってるがゆえに返還金がキチーっと取ってくるんやろな。

ちなみにな、「算定要件」と「ガイドライン」のズレ、意外にもまだあるで。

スケーリングや。

算定要件ではな「歯面に付着しているプラーク、歯石、その他の沈着物をスケーラーなどで機械的に除去した場合」とある。

スケーラー”など”ってなってるからぶっちゃけ歯ブラシでもかめへんやろな。

だから、歯ブラシでプラーク除去してもスケーリングの算定要件は満たしてることになるで。

これは実際に技官にゆーたことあるわ。

技官「3歳に全顎スケーリングってホントにできたのか?」

重田「プラークを歯ブラシで取ったりましたわ」

技官「歯周病のガイドラインではスケーリングはスケーラーで、と書いとるやないか」

重田「でも、算定要件は満たしてるやないですか」

技官「まー今回は見逃したるけどな、歯清を算定して歯管で管理してるのなら、全顎スケーリングはどやろな。ちょっと今後そこんところ、考えてくれへんか?」

もーアレやろな、なんか指導でも何でもないな、ここまで来ると。

密談みたいになってしもてるやんけ。

なんかめっちゃそこ腹立って、

「分かりました。指摘事項に挙げてもらえたら、改善報告書にまた書いときます」

ってイヤミでゆーたったわ。

じゃー、案の定、指摘事項には載ってこなかったけどな。

よう活字にはでけへんかったんやろな笑

でもまー、今後は舌圧測定器は買わなあかんねやろな。

高いけどな、もーそーゆー時代や。

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