カチャエモンリテーナーはそのうち取ってやる。
こいつはほんまに悪いくせに善ぶる。
あんたらはこの西園寺ヨシコのことを破茶滅茶なヤブ歯医者で信じられへんと口を揃えてゆうとるかもしれんけどな。それはええわ、否定せん。
でも胸に手を当てて考えてみぃ。
あんたはそない聖人君子か?あたしにはそうは見えんな。どいつも似たり寄ったりや。
なめたことしてたら新規でも中断はある。個別はもちろんある。
その中でも補綴材料の算定違いは不正や不当に見られ、その確率は高い。通知が来て、やってたんならさっさと間違えてましたゆうて取り下げておかなあかん。
中断からの先はそら歯医者はやること多いで~。
中断された!と落ち込んで泣いてる暇はない。
キビキビと次へ行動移すべきや。
中断は再指導がおおいけどな、中断から監査に移行することもある。中止やと監査や。
監査は歯医者が不正しとる前提でやりよるからな、それの事実確認や。
監査は、健康保険法第78条に書かれてて検査権限が発生する。
技官から診療の流れや具体的な治療内容を聞かれてそれらをまとめた回答事項を書面におこし、確認押印求められる。ときには100以上のカルテを見せろと言われる。
朝から晩まで1日かけてやるがそれを複数回にわけて行う。診療は無理やわ。
ここで普通の人はメンタルやられる。
朝から晩でやからな。それを数日となると寝られへん日もあるやろ。
厚生局側が7から8人体制でこっちは歯科医師1人や。中立の立場の歯科医師会の人1人、弁護士1人つけても雰囲気に呑まれてしまうやろな。
監査になっても取り消し処分にならない場合もあるで。だからこそ準備をちゃんとやらなあかん。
監査のあとに処分が決まってくる。
そこで、もーこいつはあかんとなると保険医療機関指定の取り消し、保険医の取り消し、そしてそれを公表される。保険医の取り消しは心証ようないで。それから医道審議会で行政処分を審議して歯科医業自体の停止処分喰らうかもしれん。これは厚生省に設置されとる医道分科会でやるやつや。歯科医業停止処分をくらったらそのあとは再教育研修を受けなあかん。
これは義務やな。まぁ更生するための研修を受けさせてくれるっちゅう話やで。
もし監査になって取り消し免れて戒告または注意になっても「個別指導」からやり直しやからな。また個別!となりずっと診療できへんやん。
でも。やで。
こうなると歯科医師免許剥奪はそーとーなことやらんとされへんのやと思う気にもなるよな?
うちもどんだけムカついても殺人だけはマジで辞めとこ思うわ。
せっかく免許とったし。
ま、とにかく
架空、付け増し、振替、二重請求は危険や。
そういう危ない橋をいとも簡単に甘っちょろい考えでやってること自体が、あかん。
そんなことしてないもんっ!て真面目に診療してるやつでもな。結果的にそういう算定になってしまうことは患者都合によってはあるで。
つまりはな
『人は好んで悪を選ばない、善と見誤って選ぶ』
特に気にもしてないからスルーして過ごしてたらなにかのタイミング悪く通報されて、
えええっ?!てなる。実際そういう先生の相談も
ある。
それもこれも運命やわ。
来たら避けられへん。
そんなもん来たかて、どっしり構えときや。
とりあえず、カチャエモンこれ全部指示書と算定合わんから、はよ先に取り下げときや……ん?んん?
ごら。おどれ。
ー 『え~~、全部かぁカチャカチャ。すごい金額になりますかぁ?うっかりしてましたぁじゃダメなのかなぁ。ん?どうしたんですかあ?そんな怖い顔でこっち見て。たださえ怖いのにカチャカチャ。』
ごら。カチャエモン。これなんや。
インプラントんところに全部、保険義歯作成しとるやないか。
ー 『えっえ~、あっれぇ?勤務医かなぁ?なんでだろ~?これはおかしいなぁカチャカチャ。』
お前に決まっとるやろ。
はいカチャカチャ装置、没収。
ー 『無理ですカチャ。』
