トラブルはいつも突然に

トラブルはいつも突然に~㉟~ 

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<やめろや、恥ずかしい。店員もガン見しとるやないか。>

 

「お前がビートたけしみたいな顔するからやん。ついノッてしもたわ。」

 

<人のせいにするな、技官の分際で。責任は自分で取らんかい。>

 

「人に責任擦り付けるのが、公務員の仕事や。あいつら、自分が粗相しても絶対に自分の事として謝らんやろ?」

 

<ほんま難儀なヤツらやで。同じ穴のムジナとはこの事か。>

 

「同じけつあな確定のムジナ?巨人の坂本のLINEみたいやな。」

 

<ちょっと何言ってるか分かんない。>

 

「まあそんな事はどうでもエエわ。で、貧血Vシネマはどうなったんや?」

 

<だから、最後まで手を繋いどったわ。>

 

「インプラント埋入時はどやったんや?」

 

<さっきも言ったけど、お引き取り願えたところをあの女が引き留めよって。そのおかげで、金魚のフンが余計な事ばっかしよったわ。>

 

「具体的には?」

 

<まずはドリリングの際や。>

 

「一緒になって揺れたんか?」

 

<ファミコンのスーパーマリオで、マリオと一緒に動きながらプレイする子供とちゃうんや。>

 

「じゃあ、どんな面白いリアクションしたん?」

 

<〔ゴリゴリゴリゴリ・・・ウチの嫁はドリル優子ちゃうんやぞ、コラァ!〕て縦に揺れながら凄んできてな。>

 

「ハードディスクをドリルで破壊しそうな笑かせ方やないか。で、その嫁はどないやってん?浸麻ごときでビビり倒してたんやから、ちゃんと面白いリアクション取ってくれたんやろな?」

 

<ちゃんとVシネに合わせて、上下に揺れとったわ。手を繋いどるからな。>

 

 

想像しただけで、笑けてくるで。

 

 

「【カトちゃんケンちゃんごきげんテレビ】の面白ビデオコーナーに出せるやん、それ。」

 

<面白い事あるかい、チンピラとその情婦が一緒になって縦に揺れとるんや。どないやっちゅうねん。>

 

「笑う以外の選択肢が無いんやけど。」

 

<アホか、笑ったら懐からドス出てくるかもしれへんやんけ。>

 

「結果的にはその方が良かったんちゃうか?」

 

<やかましわ!>

 

「結局はそのドリリングで下歯槽神経をブチ抜いてしまった訳や。ご愁傷様です。」

 

<まあイージーケースやったから、油断してたのは事実やけどな。それ以上に、あのVシネが全ての元凶や。>

 

「また人のせいですか。」

 

<人のせいちゃう、事実を述べたまでや。>

 

「何にせよ、付き添いで入室させたのが間違いの元やったな。」

 

<後悔先に立たず、や。>

 

「さっきとは打って変わって前向きやないか。で、前にも聞いたけどブチ抜いた時は気付かへんかったん?」

 

<ブチ抜くって言うな。軽く損傷しただけや。>

 

「車の10円パンチみたいに言うな。神経の損傷に軽くも重くもないやろ、ほんまデジタルデンティストリーの風上にも置けんヤツやで。」

 

とりあえず、またテキト―に横文字を並べておいた。

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