<変化なしや。>
「マヒったまんまか?」
<せや、全く快方へ向かえへん。>
「患者は何も言ってこーへんのか?」
<何も言わへんかったら、こんなとこで技官にお悩み相談してへんわ。>
「で、何て言われたん?」
<それはな・・・まだ言われへん。>
「最初とは打って変わってガマン汁ですか。」
<まあ待て。物事には順序ってもんがある。まずは、下歯槽神経麻痺の出現頻度からおさらいしていこか。>
「マヒった話聞いた後にですか。順序が逆ちゃうんか?」
<いちいち噛みついてくんなや。おれがどういうエビデンスを元に臨床に取り組んでるかの話や。>
「個別指導でもな、聞いてもないのにエビデンスって口に出す先生は面倒臭いパターンが多いで?」
<大きなお世話や、技官の分際で。上流におる歯科医師は、エビデンスを大切にして臨床しとるんや。海外の論文も読みまくっとんねんで?>
「でも、マヒって患者とトラブってたら論文読んどる意味ないんちゃうけ?」
<だから偶発症や、何回言わすねん。>
「マヒった患者へ対応する論文もあるんか?」
<当然や、偶発症におけるエビデンスに基づいた対応も、論文により証明されとるんや。>
偶発症偶発症、てしつこいヤツやで。エエ加減自分の単なるケアレスミスやと認めんかい。
「それ、インパクトファクターはどんなもんなん?」
<インパクトファ・・・?あ、あぁ、それはボチボチや。>
「あ、もしかしてインパクトファクター知らんの?そんなんも知らずに論文読んでるん?」
<そ、それぐらい知ってるわ!>
だから、見栄張らんでエエって。知らんもんは知らんでエエやないか。意識高い系は何かと大変やで。
「それ、ドリブルもロクにできへんくせに、シザースばっかりかますようなもんちゃうか?」
<やかましわ!>
意識高い系、プライド高い系は挑発し甲斐がある。打てば打つほど響くからな。
個別指導の現場でも、こういう先生ほど対峙するのが楽しくて仕方なかった。
保険のルールを度外視したアカデミックな答弁ばかりして、建設的な会話になれへんのや。
従って、もれなく再指導や。
で結局、技官に恫喝されたとか、不当な指導を受けたとか文句ばっかり言うんや。負け惜しみじゃない、本気でそう思っとるからタチが悪い。
で、再指導でも同じ事繰り返して、再々指導へ直行するんや。これ、マジやで。
監査じゃないだけマシやけどな、技官はホンマのとこは医院に直行したいんやで。
このHPに辿り着いた先生方には心配ない事やけど、個別指導に選定された際は、青本を熟読して穏やかな気持ちで本番に臨んでな。
